「中大规模木造建筑物の実现」への取り组み强化
お知らせ2026年05月14日
- 木造?鉄骨造共存型ハイブリッド架构のモデルプランで日本建築センターの構造評定を取得 -
当社は、「中大规模木造建筑物の実现」へ向けた取り组みとして、木造二方向ラーメン架构に耐力壁を併用し、一部の柱?梁に鉄骨部材を採用した木造?鉄骨造共存型ハイブリッド架构による11阶建て事务所のモデルプランにおいて、一般财団法人日本建筑センターの构造评定を2025年10月10日に取得しました。
本评定は、株式会社市浦ハウジング&プランニングを代表とする「P&UA※1構法共同技术開発グループ」※2との共同研究开発により取得しました。评定を取得したモデルプランは、柱脚接合部及び柱梁接合部に「GIUA※3」による半刚接仕様の仕口を用いた二方向ラーメン架构の一部に「シアリング?コッター耐力壁」や「ローリング?コッター耐力壁」を併用し、一部の柱?梁(主にコア周り)を鉄骨部材とする平面混构造のハイブリッド架构です。木梁に设けるスリーブ付き継手やラーメン架构の木梁端仕口の一部には「炭素繊维または构造用合板によるせん断补强」を用いており、高耐力?高刚性?高靭性を実现しています。また、柱?梁の仕口は、下层阶には鉄骨仕口方式を、上层阶には通し柱仕口方式を採用し、建て方の効率化と建物重量の軽减化を図りました。
- ※1Panel & Unbonded Anchorの略称
- ※2
技术開発者:㈱市浦ハウジング&プランニング、㈱织本构造设计、东急建设㈱、东レ建设㈱、麻豆传媒㈱、㈱长谷工コーポレーション、叁井住友建设㈱
共同研究者:京都大学 五十田教授、近畿大学 松本教授
协 力 者:アルファ工业㈱、内田技建、㈱ウッドワン、エイコー㈱、㈱キーテック、轡製缶㈱、㈱河本组、桜设计集団、ジャパン建材㈱、㈱中东、藤寿产业㈱、藤田K之b技术士事務所、本間興業㈱、銘建工業㈱
(以上、五十音顺) - ※3Glued in Unbonded Anchorの略称
【构造评定を取得した11阶建て事务所の外観?躯体架构のイメージパース】
■开発の経纬
现在、我が国ではSDGsやESG投资の拡大を背景に、中高层木造建筑への関心が高まっています。これまで、木造建筑は耐震计算ルート1又はルート2(许容応力度设计)でほぼ全ての建物が设计されてきました。中高层木造建筑物においては、ルート3(保有水平耐力)による耐震计算手法は未だ発展途上であり、脆性破壊を防止する靱性の确保や荷重変形関係のスリップ抑制、接合部の高刚性?高耐力?高靱性の确保などが课题となっています。
そこで、当技术開発グループでは、これらの課題を解決するP&UA构法の开発に着手しました。1期开発では、一方向にGIUAを用いたラーメン架构、他方向を耐力壁架构とし、鉄筋コンクリ-トスラブを採用した「10阶建て共同住宅モデルプラン」の构造评定を2022年10月に取得しました。次いで、2期开発では、自由度の高い空间の実现化を目指してラーメン架构を二方向に拡张させ、二方向ラーメン架构の一部に耐力壁を併用し、鉄筋コンクリ-トスラブを採用した?11阶建て事务所モデルプラン?をルート3、Ds=0.3で设计し、日本建筑センターの构造评定を取得しました。
さらにこの度、技术のバリエーションを増やし、汎用性の高い技术の確立を目指して、2期開発で評定を取得した?11阶建て事务所モデルプラン?の柱?梁仕口を鉄骨仕口から上层阶は通し柱仕口へ変更し、さらにコア周りの一部の柱?梁を鉄骨部材に换えて、ルート3、Ds=0.35で设计した通し柱方式ハイブリッド架构によるモデルプランにおいて、日本建筑センターの构造评定を取得しました。
■モデルプランに用いた要素技术
本评定では、先に开発した「半刚接仕様のラーメン架构の仕口に用いる“GIUA”」や「シアリング?コッター耐力壁」、「ローリング?コッター耐力壁」、「梁に設けるスリーブ付き継手やラーメン架構の梁端仕口に用いる“炭素繊維補強”」に加えて、今回新たに以下3つの要素技术「①通し柱」、「②鉄骨部材とのハイブリッド架构」、「③构造用合板补强」を採用しています。
①通し柱
梁が取り付く通し柱の周囲に4枚の仕口プレートと4つのコーナー补强用山形钢によって柱を胴巻きし、高ナット付きのGIRと高力ボルトで固定することで、仕口の回転やガタツキを抑え、梁から柱への応力伝达の効率を高めると共に、木仕口内の応力集中が缓和され、高い仕口耐力が得られます。これらの构造性能は、通し柱仕口の実大せん断试験により确认しています。
工场で予め通し柱にGIRで仕口プレート一体のブラケットを、梁端部にGIUAで梁ブラケットを固定しておき、现场で柱ブラケットと梁ブラケットを高力ボルト接合することで、二方向ラーメン仕口を构成します。通し柱の採用により、一度に复数层の建て方が可能となり、建て方の効率化と建物重量の軽减が図れる他、より高い耐力?刚性のある鉄骨仕口と组合せることで、地震力に応じた接合部の选択肢が増え、合理的な构造计画が可能となります。地震力の程度に応じて、高层建物の上层阶に通し柱を用いたり、中低层建物の场合には全层を通し柱方式とすることもできます。![]()
【构造评定を取得した11阶建て事务所の外観?躯体架构のイメージパース】![]()
【実大実験の様子(左:柱の仕口プレートの高さを拡张させたタイプ、右:标準タイプ)】
②ハイブリッド架构
本構法はパネルゾーンに鉄骨仕口や鋼製ブラケットを用いることを特徴としていることから鉄骨造との親和性が高く、架構の一部に鉄骨の柱?梁を適材適所で組み合わせることが可能です。これにより、木造二方向ラーメン架構の中に、意匠上の要求や構造性能、施工性、経済性に応じて、鉄骨部材を採用することができ、合理的な木造?鉄骨造共存型ハイブリッド架构が実現できます。![]()
【构造评定を取得したハイブリッド架构のイメージ図】
③构造用合板补强
木梁端仕口の四周に構造用合板を貼ることで、木材の脆性的破壊を抑制させるだけでなく、接合部の靭性が向上し、炭素繊維補強と同等以上の補強効果を有することを構造実験により確認しました。これにより、大振幅時における梁端部の補強方法として、炭素繊維補強に加えて构造用合板补强という選択肢が増えました。![]()
右:【梁端部の合板补强のイメージ】 左:【実大実験の様子】
■これまでの実绩と今後の展開
本构法については、既に令和5年度サステナブル建筑物等先导事业(木造先导型)に採択され、一方向をラーメン架构、他方向を耐力壁架构とした5阶建て寄宿舎の実物件が完成しています。また、令和7年度优良木造建筑物等整备推进事业(先导枠)に採択され、二方向ラーメン架構に通し柱方式とハイブリッド架构を組み込んだ5阶建て大学施设への适用があります。今后も适用物件の拡大を図るために以下の开発等を検讨中です。
①适用范囲の拡大に向けた开発
?TCC(Timber Concrete Composite)、PCaの活用
②BCP対策としての制振构法の适用
?CLT(Cross Laminated Timber)を活用した制振壁构法の适用
③実物件における効果测定
?加速度センサーによる建物応答计测及び固有周期、减衰特性の确认
?地表面加速度の建物への伝搬特性计测
?RC床荷重による木材クリープひずみ量の计测
?木,鉄,コンクリートの异种材料界面の温湿度変化、木の吸放湿性の検証?确认
